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共働きが家事を効率化する方法|棚卸しと時間割の組み方

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共働きで働きながら、掃除も洗濯も料理も回す。やってもやっても終わらず、気づけば自分のための時間がまったく残っていない。そんな毎日に疲れている方は多いはずです。

家事が終わらないのは、あなたの要領が悪いからでも、頑張りが足りないからでもありません。二人とも働いている家庭では、こなすべき家事の量に対して使える時間がそもそも足りていないだけです。足りない時間を根性で埋めようとするから、いつまでも楽になりません。

家事の効率化は、気合いや我慢の話ではなく段取りの話です。今ある家事を一度ぜんぶ書き出し、減らせるもの・自動化できるもの・人に任せるものへ仕分けて、残った家事を決まった時間に流し込む。この順番で手を入れると、同じ暮らしのまま自分の時間が戻ってきます。これから、その全体像を順に見ていってください。

目次

共働き家庭で家事が回らなくなる仕組み

家事が回らないのには、共働きならではのはっきりした理由があります。原因が分かると、どこから手をつければいいかが見えてきます。ここでは、なぜ共働き家庭で家事があふれるのかを整理します。

見えない家事が一人に偏って積み上がる

家事は掃除や料理のような目に見える作業だけではありません。洗剤の残量を気にかける、献立を考える、子どもの持ち物を用意するといった「名前のつかない家事」が、暮らしのすき間に無数に埋まっています。これが一人に偏ると、本人も周りも気づかないまま負担だけが増えていきます。

総務省の「令和3年社会生活基本調査」では、女性の家事関連時間が男性の約3.9倍にのぼることが示されています。共働きでも家事の多くが片方に寄っている家庭は、まだ少なくありません。働く時間はほぼ同じでも、家に帰ってからの負担が偏れば、疲れ方には大きな差が出ます。

まずは、自分がどれだけの家事を抱えているかを一度言葉にしてみてください。偏りが見えると、減らす相談も分担の相談も具体的に進められるようになります。

頑張りより段取りを見直すと家事は軽くなる

家事が終わらないとき、多くの方は「もっと早く動かなければ」と自分を追い込みます。けれど動く速さを上げても、こなす家事の総量が変わらなければ、疲れが増えるだけで楽にはなりません。速さではなく、家事の入れ方そのものを変える必要があります。

同じ料理でも、毎日一から作るのと、週末にまとめて下ごしらえしておくのとでは、平日の手数がまるで違います。効率化とは、家事を速くこなすことではなく、こなす家事を減らして流れに乗せることです。 この発想に切り替えるだけで、打てる手はぐっと増えます。

疲れているときほど「気合いで乗り切る」から一度離れてみてください。次の章から、家事の量そのものを見直す具体的な手順に入っていきます。

家事を効率化する前の家事の棚卸し

効率化は、いきなり時短テクニックを足すことではありません。まず今ある家事を全部つかんでから、要る・要らないを仕分けるのが近道です。ここでは、効率化の土台になる棚卸しのやり方を説明します。

まず家じゅうの家事をすべて書き出す

何を減らせるかを考える前に、そもそも自分がどれだけの家事をしているかを目に見える形にします。頭の中にあるうちは総量がつかめず、「なんとなく忙しい」から抜け出せません。紙でもスマホのメモでも、思いつくままに家事を書き出してみてください。

このとき、掃除・洗濯のような大きな作業だけでなく、ゴミ袋の補充、トイレットペーパーの買い置き、保育園の連絡帳といった小さな家事まで細かく拾うのがコツです。細かく出すほど「これは自分がやらなくてもいい」と気づける項目が増えます。書き出す家事は、多ければ多いほど後の仕分けが効きます。

まずは10分だけ時間をとって、思いつく家事をひたすら並べてみてください。全体像が見えた時点で、家事は頭の中にあったときより確実に軽くなります。

家事の棚卸しの進め方
  1. 掃除・洗濯・料理など大きな家事を書き出す
  2. 補充・確認・段取りなど名前のない小さな家事も足す
  3. 誰がやっているか・どれくらいの頻度かを横に書く

家事を減らす・まとめる・自動化・外注に仕分ける

書き出した家事は、そのまま眺めても減りません。一つひとつを「減らす・まとめる・自動化・外注」の四つのどれで楽にできるかで仕分けていきます。この四つの引き出しに振り分けると、それぞれに合った打ち手が見つかります。

減らすは、やめても困らない家事を手放すこと。まとめるは、毎日やっている家事を数日分ひとまとめにすること。自動化は、家電や仕組みに任せて自分が動かずに済ませること。外注は、家事代行など人の手を借りること。同じ家事でも、どの引き出しに入れるかで対処がまったく変わります。

POINT

四つの仕分けの考え方
– 減らす…そもそもやらない・回数を減らす
– まとめる…作り置き・週末まとめ買いで手数を圧縮する
– 自動化…家電や仕組みに任せて考えずに回す
– 外注…家事代行やサービスに任せる

まずは書き出した家事の横に、四つのどれで楽にするかを一つずつ書き込んでみてください。仕分けが済めば、次に何をすればいいかが自然と決まります。

自分がやらなくていい家事を手放す

効率化でいちばん効くのは、家事を速くすることではなく、家事そのものを減らすことです。棚卸しした一覧を見ると、「習慣でやっているだけで、なくても困らない家事」が必ずいくつか見つかります。まずはそこから手放していきます。

たとえば、毎日かけていた掃除機を二日に一回にする、アイロンが要らない服を選ぶ、たたまずに掛けて収納する。どれも「やらない」と決めるだけで時間が浮きます。手を抜くことに罪悪感を覚える方もいますが、暮らしが回るなら省いてかまいません。どこまで削れるかは、家事を手抜き・最低限にして楽にするコツにまとめています。

まずは「やめても誰も困らない家事」を一つ選んで、今週からやめてみてください。一つ手放せると、次に削れる家事も見つけやすくなります。

家事を減らして自動化する具体策

棚卸しで仕分けができたら、いよいよ家事そのものを減らし、自動に回していきます。それぞれの手段には専用の記事があるので、ここでは全体の見取り図として要点だけ押さえます。

完璧をやめて家事を最低限まで削る

家事が終わらない一番の原因は、量が多いことよりも「ここまでやらなければ」という基準の高さにあります。毎日きっちり掃除して、料理は品数をそろえて、洗濯物はきれいにたたむ。この理想を全部満たそうとすると、時間がいくらあっても足りません。

思い切って合格ラインを下げてみてください。掃除は気になった場所だけ、料理は一汁一菜、洗濯物は畳まず掛けるだけ。八割で回す家事を標準にすると、暮らしは驚くほど軽くなります。 手を抜いた分だけ、自分の時間が戻ってきます。最低限で回すコツは家事を手抜き・最低限にして楽にするコツでくわしく紹介しています。

まずは一番負担に感じている家事を一つ選び、合格ラインを一段下げてみてください。それで暮らしが困らなければ、他の家事も同じように緩められます。

時短家電に判断ごと預ける

自分の手を動かさずに済ませられる家事は、家電に任せてしまうのが効率化の近道です。ロボット掃除機、食洗機、乾燥機付き洗濯機、電気圧力鍋。どれも「動かす手間」だけでなく「やらなきゃと考える手間」ごと肩代わりしてくれます。

家電は初期費用がかかりますが、共働きで浮く時間を考えれば回収できる場面は多くあります。どの家電から入れると効果が大きいかは家庭によって違うので、家事を楽にする時短家電の選び方で優先順位を確かめてみてください。大きな家電まではまだ、という方は、小さな家事の時短グッズから始める手もあります。

まずは自分がいちばん時間をとられている家事を一つ選び、それを代わってくれる家電がないか調べてみてください。一台入れるだけで、毎日の手数が確実に減ります。

繰り返す家事を仕組みにして考えずに回す

毎回「次に何をしよう」と考える家事は、それ自体が地味に消耗します。判断の回数を減らすには、繰り返す家事をルール化して、考えなくても手が動く状態にするのが効きます。買い物リストの定番化や、洗剤の自動定期購入がその例です。

ここで大事なのは、時間割で家事を回す「スケジュール化」と、判断そのものを減らす「仕組み化」は別だという点です。前者は次の章で扱い、判断を減らす自動化のやり方は家事を仕組み化・自動化してラクに回す方法にまとめています。やるべき家事の管理には家事のto-do管理・共有アプリを使うと、抜けや二度手間も防げます。

まずは毎回考えている家事を一つ選び、「これはいつも同じ手順にする」と決めてみてください。決めごとが一つ増えるたびに、頭の負担が軽くなります。

家事を回すスケジュールと時間割の組み方

家事を減らして自動化しても、残る家事はあります。その残りをいつやるかを決めておくと、「終わっていない家事」に追われる感覚が消えます。ここでは、家事を時間割に落とし込む具体的な組み方を説明します。

曜日を決めて家事を割り振る

毎日すべての家事をやろうとすると、量に押しつぶされます。掃除や買い出しのような毎日でなくてよい家事は、曜日を決めて割り振ると一日あたりの負担が平らになります。「水曜は水回り」「日曜はまとめ買い」のように場所や作業を曜日に固定するやり方です。

曜日で固定する最大の利点は、「今日はこれだけやればいい」と割り切れることです。他の家事は担当の曜日まで気にしなくていいので、頭の中がすっきりします。下は共働き家庭の一週間の割り振り例です。

曜日 割り当てる家事
月 床掃除・掃除機
火 まとめて洗濯・シーツ交換
水 水回り(風呂・洗面)
木 冷蔵庫の整理・ゴミ出し準備
金 トイレ・玄関
土 まとめ買い・作り置き
日 予備日・翌週の段取り

まずは毎日やらなくていい家事を三つほど選び、空いている曜日に置いてみてください。割り振りが決まると、平日の一日がぐっと軽くなります。

朝と夜のルーティンに家事を組み込む

その日のうちに必ず発生する家事は、朝と夜の決まった流れに組み込んでしまうと迷いがなくなります。朝食後に洗濯機を回す、夜の歯みがきのついでに洗面台をさっと拭く。行動とセットにすると、わざわざ「やらなきゃ」と思い出さなくても手が動きます。

ルーティンにするコツは、すでにある習慣にくっつけることです。「コーヒーを淹れる間に食洗機のスイッチを入れる」のように、毎日必ずやることの直後に家事を足すと定着しやすくなります。新しく時間を作るのではなく、今ある動きにそっと乗せるのがポイントです。

まずは朝と夜で一つずつ、既存の習慣に家事をくっつけてみてください。数日続けば、考えなくても回るいつもの流れになります。

ながら家事で時間を重ねて使う

家事の時間は、他の作業と重ねると実質的に短くできます。家電が動いている待ち時間や、テレビを見ている時間を、別の家事にあてる考え方です。洗濯機を回している間に床を片づける、料理の煮込み中に翌日の準備をする、といった重ね方です。

注意

ながら家事はやりすぎない
複数の家事を同時に抱えすぎると、かえって気が散って一つひとつが雑になります。重ねるのは「手が空く待ち時間」に一つ足す程度にとどめ、集中が要る作業は単体で進めてください。

まずは、家電の待ち時間に何か一つだけ家事を足すところから始めてみてください。すき間の数分が積み重なると、平日の夜がひとつ分軽くなります。

平日と休日で家事の量を変える

平日と休日に同じ量の家事を割り振ると、疲れている平日ほど回らなくなります。平日は最低限だけにして、時間のとれる休日にまとめる作業を寄せると、一週間全体のバランスが整います。作り置きやまとめ買いを休日に置くのは、この考え方です。

ただし休日に家事を詰め込みすぎると、今度は休む時間がなくなります。休日にも予備日や何もしない時間を残しておくと、平日にずれ込んだ家事を吸収でき、心にも余裕が生まれます。効率化の目的は、家事を完璧にこなすことではなく、自分の時間を取り戻すことです。

まずは「平日はここまで、休日にここをまとめる」の線を一本引いてみてください。一週間を平らにならすだけで、追われる感覚はかなり減ります。

自力で足りないときの家事代行という選択肢

ここまでの減らす・自動化する・スケジュール化するを試しても、共働きの家事がどうしても回りきらない時期はあります。仕事が繁忙期に入った、子どもが小さい、体調を崩した。そんなときは、家事の一部を人に任せる外注が現実的な選択肢になります。

外注はぜいたくではなく、時間を買う手段です。掃除や料理をプロに任せて浮いた時間を、仕事や休息、家族との時間にあてると考えれば、支払う料金の意味が変わってきます。まずは自分でやる家事と任せる家事を線引きし、負担の大きい部分だけ手放すところから始めてみてください。どのサービスが共働き家庭に向くかは、共働き向け家事代行サービスのおすすめ比較と選び方で条件を見比べられます。

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まとめ

共働きで家事が終わらないのは、要領の問題ではなく、量に対して時間が足りていないからです。速さで埋めようとせず、家事の入れ方そのものを変えるのが効率化の近道です。

  • まず家じゅうの家事を書き出し、減らす・まとめる・自動化・外注に仕分ける
  • やめても困らない家事を手放し、家電と仕組みに判断ごと預ける
  • 残った家事は曜日・朝夜のルーティン・ながら家事で時間割に流し込む
  • 平日は最低限、まとめる家事は休日に寄せて一週間を平らにする
  • 自力で足りない部分は、家事代行など外注で埋める

効率化の目的は、家事を完璧にこなすことではなく、自分の時間を取り戻すことです。全部を一度に変えなくてかまいません。まずは棚卸しから、今週できる一つだけ手をつけてみてください。

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